2015 冬ドラマ その2

月9以外終わってしまいました。

ウロボロス
本編もちゃんと面白かったけれども、何よりウラバラスの勝利です。主役の二人とディープタウンムロさんがボブ対決とかダブル吉田とかボンバーマンとか映画化決まったとか、くだらないことで盛り上がってるのも楽しいんだけど、ところどころ、大人チームの演技がすばらしいとか、ここはアドリブだったとか、とーまは脳男の時にまばたきをしない技を身につけたとか、バーで密会してるときにイクオはミルクでたっちゃんはウォッカ(だっけ?)飲んでるとか、ほんとの裏話というか、画面に全部映るわけではないけど大切にドラマを作ってるエピソードが聞けて、こちらとしてもすごく愛着のある作品になりました。そのことについて知れば知るほど、良さとか素晴らしさが増幅されます。

最終回も若干の魔王デジャブ感はありましたが、大満足のエンディングでした。2丁拳銃のとーまさんかっこよかったですね。そして、ディープタウンと段野さんの信頼関係。警視総監の家から銃声が聞こえて「たつやさん!」と心配する深町。そして「最初で最後だぞ」ってほめる段野さん。ここウラバラスでディープタウンが組とか関係なくタツヤさんを慕ってるっていう話を聞けてなかったらこんなに泣けなかったと思う。
まほろばに向かう車で、たっちゃんが生きてるか心配で声をかけるイクオ。ついに返事が返ってこなくても声をかけるイクオ。結子先生のメッセージ、イクオは見られなかったけど、最後に先生に会えてよかったね。ナマセフォンの歌詞が表示されながら2番手署の面々が落胆するのも、最後の樹里ちゃんのきりっとした演技も、すごくきれいに締まっていました。


・問題レストラン
途中までは考えさせられる問題シーンやセリフがあってよかったです。3人娘のターンくらいまでかな。喪服ちゃんの、いままできちんとしてきたのに、初めて恋をしての「3代目のライブ行っちゃおうかな」って幸せそうな顔、よかったなぁ。パーカーちゃんがお母さんとは離れる決意をして、ポトフに「ただいま」って言うシーンよかったなぁ。耳のストーカー怖くて門司さんに一緒にカラオケ行きませんかって無駄に早口でしゃべりまくりところ、そしてたま子の優しい言葉にはなびかず、天城超え歌ってドア閉めるところ、よかったなぁ。
裁判始めるあたりから、なんかおかしくなっちゃったんだなー。かざぽんは安定の演技力ですごく優しくていい旦那さんだったけど、かさぽんが出てきたからにはそれ以上のキャラクターを求めてしまったし、ふじたゆみこさんも圧倒的な存在感だったけど、必要だったかな、と思ってしまいました。例えがうまかったりよくわからなかったり(ビニール傘とか)、門司くんのキャラがよくわかんなかったり。最後もたった一人のクレーマーのために店を閉める理由がわからなかったし、1年後にまた海辺で店やりますって安易な終わり方が残念すぎる。やっと見つけた皆の居場所はその1年間どうなっていたのよー。
と散々文句を言うくらいには楽しみに熱心に見てました。
あと、私はまきよーこさんが特別好きってことはなくて、今回みたいな前向きな主人公というよりは、裏があってアンニュイで男を転がしている役の方が合ってるなーと思いました。SPとか、運命の人とか、最高の離婚とか、モズとか。
3人娘(とヤスケン)はすごくよかったので、今後の活躍が楽しみです。


・セカンドラブ
こんなオレオレな男に振り回されるなんて絶対に嫌だし現実では絶対にありえないんだけど、ドラマだと、かめちゃんかっこいい!ついていきたい!ってキュンキュンできるので、ドラマっていいなぁ、と思います。ヒモだと思ってた男が出世して遠ざかっていって、こっちが求めているのは安定(結婚)なのに、っていうありふれたシーンも深キョンに感情移入して見てしまう始末。深キョンのことが好きな女子高生の話が回収されなかったのと、深キョンの海外赴任先が、他の研究員はアイスランドベトナムとガーナっていう結構大変なところなのに、一人だけドイツって都合がよすぎるのが気になりました。あと、あのお母さんは外国に行くなんて許してくれたのかしら。どうやって説得したのだろう。まぁ、二人とも夢を見つけて成功していって、前向きな終わり方だったのでよしとしましょう。


・銭の戦争
途中まで積録だったのですが、時間が空いたときに一気に見て、やっぱり面白かった作品。韓国ドラマはそこまで見ないけど、ハマる要素があるのでしょう。白石ちゃんがのし上がっていく様子が爽快でした。くさなぎくんはいいひとよりもちょっと悪役が似合うなぁ。高田くんというジュニアの子もかっこよかったので今後注目します。SMAPの主題歌も軽快で気持ちいいし、毎回、前回復習のナレーションが入るのでちょっとストーリー忘れてても入っていけるし、これは視聴率よいのは当然でしょうね。マニアではなく万人受けするドラマです。もちろんMVPは赤松。赤のインナー、コート、よく似合ってました。


・○○妻
はじめは謎が多くて興味深かったのだけど、だんだん東センパイの怒りシーンが多くてつらくなってしまいました。よく最後までみたなー。でも視聴率はよかったみたいですね。最後もひかりさん死ななくてよかったのに。希望より失ったものの多さが気になってしまいました。一番面白かったのは、しろたんが「板垣死すとも自由は死せず!」と言い放ったところ。このためにしろたんの役名は板垣だったんですね。


あと、備忘録的に、単発ドラマとしてオリエンタル急行があったことを記しておきます。気持ち悪い幕内さん最高でした。うん。(他にも色々あるけど、1日目見る前にツイッタで犯人を知ってやる気なくしたのでした) そして、萬斎さんやっぱりすごかったです。しやがれだったかなー、にのちゃんが尊敬する先輩に萬斎さんをあげていて、ものすごい量のセリフがあったけどNGを出さなかった、その裏でみんなが帰ってからも2,3時間一人で練習をされていた、と。裏側を知ると、どんどんその人や作品って好きになります。(最初の話に戻りました) 逆にあまり知りもしないことを簡単に批判をしてはいけないとも思います。

残すはデートの最終回。期待してます。