弱クテモ勝テマス(第5話まで)

やっと面白くなってきた!よかった〜。弱いながらも、どういう理論で勝っていくのかという戦法をニノが滔々と(とうとうと)語っているのを見て、これを待ってたんだ!と思いました。どうやって勝つか、正攻法じゃなくても頭の良さを生かした作戦こそが主題だし、それをクレバーなイメージのにのちゃんが発案し、生徒たちが革命を起こしていくところが見どころのドラマです。(という触れ込みだったと思っている)

でもここまでが長かった・・・。以下文句が多いので、気を付けてください。。



第一話は自己紹介的な感じで、テンポもよくて軽く笑えて面白かった。私の期待していたファンタジー系じゃない(土曜9時だけどQ10じゃなくて、ごくせんか・・・)、ということを知らされた回でもあったけど、まぁ最初だからご祝儀的な感覚もあって、楽しめました。
でも二話、三話、四話の途中くらいまではね〜、ユズコを取り巻く恋愛模様とかメインにしてほしくないし、赤岩くんの家庭事情も白戸くんのメジャーの話もなんかピンとこなかった。そして、「弱くても勝てる」って話がほとんど出てこなかった。チームとしての関係性を築くまでを描くというのはわかるんだけど、それにしてはノイズが多くて、脱落しちゃった人もいると思う。ハウツーものの本読んでるのに、なかなか核心に迫らないもどかしさ、みたいな。


チームとして成り立つまでを描いていることが悪いんじゃなくて、描き方がうまくはまらなかったのかな〜、と。脚本の問題なのかしら(←何様だ)。劇作家さんだから、劇っぽい作りになっているという話も耳にする。でも私には違いはよくわからない。。キャラが激しく動くところはそうなのかなぁ。ユズコは肝っ玉母ちゃんって言ってたけど、ギャンギャンうるさくて魅力的じゃないよ。まつりちゃん@ショコラティエやライター@モズでは、生きてるのになぁ。進学校の子たちにしてはみんなバカっぽいし。
同じ脚本家さんが描いてた13歳のハローワークは好きだったので、今回は相性が悪いだけかな。


あと、始まる前から気になっていたんだけど、出演者が豪華すぎて多すぎる。野球のお話だから生徒が10人いるのはいい。だけど、フクシくんである必要はあるのかな。ユウトくんは大人の事情だろうけど。生徒一人を一話ずつクローズアップするというよりは並行して描いているのでイマイチキャラが覚えられないし、メインのフクシくんとユウトくんの演技がアレなんで(あくまでこのドラマでのことです)、二人のシーンになると気がそれてしまう。若手はいいけど、メインはしっかりしてほしいなぁ。奏多くんしか役者いないじゃん。奏多センパイで何とかオチがついてて救われます。
大人チームもね〜、赤岩くんのお父さん、校長先生、ライバル校の監督とか、いらないんじゃないかな〜。薬師丸さんですら、かすんじゃってるもん。そんな中、短い中できちんとお仕事している良々すばらしい!!あとは麻生さんがもう少し監督の代弁者として生きてくれるといいなぁ。それは戦略がどんどん出てくるこれからかな。


視聴率は、私は気にしてません。平均1ケタ台だけど大好きなドラマはたくさんあるし。(逆もまたしかり。) ただ、にのちゃんとしては気になるんだろうな。お仕事の結果だし、作り手・スタッフとしての視点も強く持っているから。こんだけ豪華なキャスティングで番宣ガンガンしてテレビ誌でも特集されてることもプレッシャーでしょう(本人が感じているかは別として、周りの期待はかなりある)。TVパーソンズ?で「(ドラマは3年ぶりで皆にドラマはまだかと言われ続け)、仕事しているのに仕事してないみたいに言われた」と話していて、そのくらい「ニノのドラマ」ってすごいブランドになってきてる。ニノの演技は素晴らしい、視聴率もとれる、と。テイストは違うけどいわゆるキムタクみたいになってしまわないか心配です。にのちゃん本人は意識しないかもしれないけど、世間に過大に祭り上げられてほしくないの。ただ、いい演技をしてくれたらいいんだよー。


ということで、いろんな気持ちが入り混じりつつも、後半戦もしっかり楽しみます。文句言ってるけど、奏多くんには毎回惚れ惚れするし、若手俳優さんの青田買い(田中圭くん事務所の後輩、間宮くん)も進めてるし、主題歌は毎回ぴったりはまるし、なんといってもにのちゃんのお芝居が好きなんだなー。