福岡のタビ その1

いよいよ福岡にやってきました。

博多駅に到着した瞬間、人の多さと駅の広さと賑やかさに驚きました。九州の一都市と思っていましたが、ものすごく都会でした。そりゃ五大ドームもありますね、あらしさんも来ますね。

天神に行きたいけれどどのバスに乗ればよいのかわからず、何本か見送って乗車。ホテルに荷物を置いて、まずは晩御飯です。地元を愛する知り合いの方々から、もつ鍋よりも水炊きよりも焼き鳥を食べてほしい、と言われていたので、焼き鳥屋さんを検索します。有名なお店はホテルから遠かったので、割と近くで評価の高いお店にしてみました。スマホ便利。

少しこじゃれたお店で、おしゃれな人たちがワインを飲みながら焼き鳥を味わっていて、よさげです。お値段はリーズナブル。1本120円くらいだったかな?メニューを見ながら適当にいくらか頼んで、来たものから食べるのですが、なにこれ、どれもこれも柔らかくておいしい!こんなおいしい焼き鳥は初めて!いつも食べている固くてパサパサした、しかもここよりもお高い焼き鳥は一体なんなの?詐欺なの?と衝撃を受けたのでした。あれが本物の焼き鳥なんですね。ちらっと食べログで検索した適当な焼き鳥屋さんでもこんなにおいしいですね。いわんや老舗の有名店をや。この旅行で一番おいしかった食事かもしれません。でも、普通のおしゃれ居酒屋ぽい店なので、写真はありません。中川家弟とぐっさんを足して2で割った営業マンがカウンターからスタッフ全員にビールをごちそうしている店です。

翌日は遠出します。福岡観光のお手本のように、柳川と大宰府に向かいます。柳川へは1日何本か、水都という柳川観光PRの列車が出ていて、中でスタンプが押せたり、しおりか何かを配っていたりします。たまたまその列車に乗れてラッキーでした(鉄オタではありません)。

柳川ではお堀めぐりを体験。よい船頭さんにあたったようで、たくさん歌ってくれましたし、トークもお上手でした。韓国からのお客様もいらして(船頭さんが「Which country are you from?」と英語で聞くんです!)、そのお客様向けに韓国の歌も歌われていて、喜んでいました。お客さん曰く、80年代くらいに流行った歌のようです。橋が低くて身をかがめないといけないときには韓国語で注意を促していましたし、途中の説明はところどころ英語も交えていましたし、年配の船頭さんでしたが、よく勉強していらっしゃるなぁ、と尊敬しました。一般企業よりもグローバル化が進んだ職場です。同じことを繰り返すだけでもよさそうですが、新しいことも取り入れて勉強もしないとやっていけないんだなぁ。

柳川で名物うなぎのせいろ蒸しを食べて、ぷらぷらと足湯に入ったり、誰かのお屋敷を見学したりして、駅に戻ります。


大宰府。おしゃれスタバを遠目に見ながら、アツアツぱりぱりの梅が枝もちを食べ歩き。まずは九州国立博物館。建物はものすごく特徴的で、古代からの展示物もおもしろかったけど、楽しみにしていた三角縁神獣鏡がなかったのでちょっと残念でした。
天満宮は受験とかはしていないのでさらっとお参り。盛り上がったのは黒田如水ゆかりの井戸を発見した時です。福岡は官兵衛の土地ですものね。

天神に帰ってからは、お買いもの。洋菓子屋さんでダックワーズやマロンパイ、お茶のお店で九州銘茶詰め合わせパックと抹茶グラノーラ岩田屋で鍵屋の柚子こしょう、九州のさしみしょうゆ、宮崎のチキン南蛮ソース(東山先生の影響でチキン南蛮が作りたい人)などなど。なかなかの距離を歩いて、夜ご飯の準備(お腹の準備です)は万端です。

さてさて夜ごはん。今日は海鮮!ということで、事前に調べていた海鮮居酒屋へ。ごまさばは売り切れていたので、ごまあじイカ、さんま、雲仙ハムなどなど。イカについては、「お刺身を食べた後にこの後どうするか聞かれるので、天ぷらにしてもらうとよいよ」と事前に知り合いの方に教えてもらっていたので、その通り天ぷらをお願いしました。大正解!ただ、安くておいしかったけれども、北陸でも仙台でも魚介類は満喫しているので、ものすごく感動というわけではなかったかな。やっぱり昨日の焼き鳥が最強。

さらにこの後屋台にデビューしたくて、素人でもいけそうなお店を探します。ですが、どこも盛り上がっていて入りにくい雰囲気。ちょっと空いているお店に入ってビールと揚げ出し豆腐とラーメンをいただきました。周りの人の会話を聞いていると、知らない人同士がビジネスの相談をしていたり、女子会に出張サラリーマンが混じって名刺交換していたり(みんなベロベロ)、非常に高いコミュニケーション能力を要する場であることがわかりました。明らかに観光客な私は店主ともイマイチかみ合わず、少しほろ苦い思い出となりました。(怖くて写真とかありません)ですが、そこのラーメンはこってりとんこつでコクがあり、翌日の長浜ラーメンよりもおいしかったので、二度と食べられないとは思いますが、思い切って行ってよかったです。

翌日はいよいよ最終日です。