福岡のタビ その2

最終日は、福岡市内を観光します。

まず、海方面のバスに乗って、市立博物館に向かいます。途中でドームの隣を通るので、「ここがあらしさんもコンサートをされるヤフオクドーム!!」と勝手に一人ありがたがります。福岡はバスの車両数が全国トップクラスということで、いたるところにバスが走っていて、素人にはなかなか乗りこなすのは難しいですが、グーグルマップのおかげで、近くの乗り場から目的地のバスを案内してもらえるので、とても助かりました。スマホ便利。

この市立博物館の常設展、福岡の歴史が古代から現代までものすごく充実していて、展示も最新のタッチパネルなどが設置されていたり、触れて感じて学べるものが随所に配備されていたり、と常にアップデートされている素晴らしい博物館でした。平日午前中の閑散とした館内で2時間たっぷり見たけどまだまだ見切れません。まず古代のものがものすごい量。国宝の金印はもちろん、これまで見たことないくらいの三額縁神獣鏡やら青銅やら、大陸と交流がほんとにあったことを実感します。それから元寇の様子が描かれた絵巻物。何巻もスクロールできて、見たいポイントをタッチすると解説をみることができます。官兵衛や長政の黒田家も忘れられてはいません。家臣や敵などの人物相関図も面白かったです。ただ、福岡に来てからの時代なので、官兵衛は如水になっていてしょぼくれた坊主頭のおじいさんだし、長政も弱そうな猫背なので、もうちょっと凛々しい似顔絵は残っていないのか、とちょっと残念になります。
さらにすごいのが現代の福岡。現代というか、今も残っている福岡の風習みたいなものを紹介しているようです。8コーナーくらいあって、ちょっとしたビデオが流れるのだけどめっちゃ面白いです。結婚すると、年末に旦那さんの家からお嫁さんの実家にブリが贈られるとか。いい嫁ぶりということを表すとのことです。祇園祭りの踊りを教えてくれる等身大液晶パネルがあったり、大きな山笠の模型があったり。ほんっと、全部見切れなかったのでまた行きたいです。
ミュージアムショップで黒田家家臣の缶バッジのくじ引きがあって、無名な人が出たらつまんないな〜と思っていたら、なんと長政をゲット!ショップのお姉さんも「当たりですね」と言ってくれました。でも猫背長政です。

見にくいけど長政のバッジ

お昼ご飯は長浜ラーメン。これも事前に教えてもらっていた「店に入ったら麺の硬さを聞かれるよ、注文しなくても一人一杯ラーメンが出てくるよ」という教え通りでした。一応食券買いましたけどね。素人なので普通の硬さで。もちろんおいしかったけど、前日に食べた屋台のラーメンのほうが好みかもしれません。たくさん食べるのならこっちかな。この後、デザートにケーキ屋さんへ。福岡マダムがお茶するイートインスペースでモンブランハーブティーでゆっくりしました。都会だと混んでいるけど、地方都市だと並ばなくても大丈夫ですね。
腹ごなしに大濠公園をお散歩し、福岡城跡をチラ見(時間がなかった!)して、空港へと向かったのでした。大濠公園は見どころがないと聞いていましたが、水辺のある広い公園が大好きなので、2時間くらいぼんやりできると思います。

ということで、毎日過密スケジュールでしたが、見たいものを見て、とにかくおいしいものをたくさん食べて、そしてたくさんの人に親切にして頂いた、よい旅でした。暖かいって素晴らしいです。九州、また行きたいです!