フィルフェス2013

フィルフェスに行ってまいりました。思ってたよりも深い内容でした。ネタばれします。長くて気持ち悪いです。(内容は全てパンフに書いてあったけど、記憶違いもあるかもだけど、印象に残ったことは記しておきます。)




夜の部に行ったのですが、仕事がどうしても終わらず、10分遅れくらいで到着。そしたらグッズ売り場の人が、「今は待ち時間ゼロです。終演後は混みます!」というのでパンフを買って会場へ。席が扉開けてすぐの最後列端っこだったので、邪魔することなくもぐりこめました。


入ったら既にキャスターの皆さんの対談がはじまっておりました。事前情報によると、ヘイセイジャンプさんたちが事務所ライセンスが切れるので、その更新修行?みたいなことでジャニーズアイランドを冒険するというストーリーだったので、きっとそのくだりがあったのだと思われます。


■キャスターの人たち(太一くん、いのっち、亀梨くん、しょうさん)
会場に入ったら「いのっちは女性の体の話しててびっくりだよね。子宮ってなかなか言わないよね!」というびっくりな会話をされておりました。
基本的に太一君がしきるのだけど、結構しょうさんも前に前に出てて、先輩たちに意見を聞いていっていました。相手の話を掘り下げる力はしょうさんが一番あるんじゃないかと思いました。でも太一くんもいのっちもしょうさんをいじってきます。太一くんにやたらほめられるしょうさん。。音楽の力とかすごかったよね〜って。そろそろ銅像をたてないと、て言われてました。そこににこにこ座っている亀ちゃんがかわいらしかったです。


亀ちゃんや太一くんは、「待たせないようにしようって思った」と。選手を取材するときは、先週の試合や練習や、場合によってはお風呂の時間を待って待って、ようやく数十秒の時間をいただける、と。だから自分が取材される立場になる時は、待たせないようにしよう、ということなのです。いろんな経験しないとわからないことも多いし、それを小さいことでも気づいて生かせるって素敵なことですね。


しょうさんからの質問。「どうやって勉強しているのですか。」
亀ちゃんは、毎日スポーツ紙を全紙読むそうです。球団によって分量や書き方が違うから。
亀ちゃんのこと、あんまり知らないし、ゴーイングやってからは礼儀正しいイメージを売り出しているんだな、と思ってましたが、ちゃんと地道にやってるし、ほんとに好青年なんですね。
いのっちは毎日前日に話が来て、そこで初めて内容を知ると。あとは金曜日に来るゲストの作品とその一週間かけて見るそうです。しょうさんも出演した時に作品をみてもらってうれしかったと。


しょうさんからの質問2。「これからの将来像ってあります?」
太一くんもいのっちも、このままやっていけたらいいな、と。亀ちゃんは今の距離感を忘れないようにしたい、と。馴れ馴れしく踏み入ってはいけない何かを感じているだろうな。しょうさんはいろんなテーマと人についての橋渡しをしたい、と。選挙があったときに、「選挙いきました!」ってうちわがあたらしく、そんなふうに若い人にいろんなことについて考えてほしいのだそうです。


これまで会った人について。
太一くんは、世界陸上?のミックスゾーンで各社のブースで取材をしていたボルトが近づいてくるのだけど、右手をくるくるって回して「巻きで」ってことを示され、そのまま通り過ぎてしまったとのこと。「『ミックスゾーンも速かったです!』って言っておきました!!」と自慢げな太一くん。
しょうさんは、ゴルバチョフが一番しびれた人。質問を準備していったのに、会った瞬間質問用紙をとられたそうです。ここで今君が考えていることを話してほしいんだ(ニュアンス)、と言われたそうで。
この事務所だからそういうビッグな人に会える機会って他のキャスターさんより多めだと思うのだけど、それに十分対峙できる力がないとその機会は台無しになってしまうわけで、そこまで持っていく事前準備とか普段の勉強とか、精神力とか、いろんなものを鍛えて、しょうさんたちはキャスターという分野に向き合っているのですね。




■フィルムに映る人たち(岡田くん、にの、とーま)
岡田くんが二人に対してお兄さん的に聞いていく感じでした。とーまが結構落ち着いてるので、にのちゃんがバタバタしているように見えました。

台本について。とーまは前日に読まないと不安なタイプ。岡田くんはそれまでに読み込んで 現場では話をしていきたいから直前には読まないタイプ。岡田くんは、だんだん日本語もちゃんとしゃべらなきゃいけない役になってきたなぁ、と年齢と役柄について語っていました。
にのは、きれいに書かれているセリフも、一回全部こわしちゃう。倒置法つかったり、余計なことばいれたり。そうやって作っていくスタイルがいつまで通用するのかわからないけど、そのままでいいんじゃない、と二人。


すんごいスピーディーな照明さんになりたかったにのちゃん。その話を「知ってるよ。何回も聞いたもん」ていうおかだくん。このくだりだったか分からにないけど、岡田くんがニノに、「あらしが売れてくれてよかったよ!」って言ってて、下の子っぽいにのちゃんと、優しいお兄さんの岡田くんが出てきてました。


とーまくんは岡田君にアクションを指導してもらってたらしく、それは脳男の時のことだそうです。
「結構最近の話じゃん!」と、にのちゃん。パンフには書かれてないけど、こういう、あいの手、みたいなのをにのちゃんはよくやっていました。盛り上げ役が上手。半年も練習していたのに1回も飲みに行かなかったことについて、にのちゃんが岡田くんに対してめっちゃ責めてました(笑)。


次の仕事は、という話題で、まだ決まっていないにのちゃん。「ニノは仕事えらんでるでしょ」といわれて、自分では選んでいないとのこと。事務所が選んでるんだよねぇ。早く演技のお仕事くださいな。
岡田くんは年間二本と決めているけど、大河があるのでその前に色々やっておこうとしているらしいです。「大河っていうメインがあるのにさ、その前にやるの〜?年間二本じゃないじゃん!」めんどくさがりを装う、にのちゃんらしい突っ込みが入りました。


岡田くんにアクション指導の依頼が絶えないと聞いて、後輩に教えることがない、っというにのちゃん。
でもこの事務所にいるからには、他の人たちの何十倍もがんばらないといけない。後輩にもそうなってほしい、と岡田くん。ぷらっと適当に出てほしくない、と。
キャスターの人たち同様、いやそれ以上に主役になる機会も多いけど、実力や想いも持って臨みたいところなのでしょう。ジャニーズだからという見られ方はしたくないだろう反面、それでもジャニーズって枠に入っているからできることをいつも意識している人たちでもあります。



■Let's お絵かき(大野さん、安田さん、じゃんぷ)
大野さんと安田さんの仕切りによって、ジャンプさんがお絵かきをするコーナー。
大野さんの声によろこんで全速力で走っていく知念君にみんな爆笑。ジャンプファンが多いのか、このこと知ってる人が多いのか。


大野安田の衣装が、バーバルさんもびっくりのトンチキ加減です。そして、大野さん扮するサミーがとにかくしゃべります。
まず、♪かもなまいはうす 神戸牛〜 とノリノリにお歌いになられます。
で、安田も、♪かもなまいはうす歌うのだけど、途中から♪神戸牛〜 をかぶせるサミー。
安田「ちょっとかぶせないでくださいよ〜」と突っ込みます。


はじめは犬を描くジャンプさん。ジャンプさんたちのお絵かき中もとにかくしゃべる。「いいわね」「いいのよ」「もう、いいってことしか言わないわ」「この発想いいわね」「そういうの大事よ。」ってめっちゃ髪(白っぽい金髪ロングのかつら)をさわりながらくねくねしていました。


大野くんの絵を描くジャンプさんたち。魔王ぽい紺色のスーツを来ている大野さんのお写真を見ながら描く。みんな服をすごく一生懸命描いていて、絵の具使ったり、指でこすったり、オーラ?みたいなの描いてみたり。サミーさん「ジャンプはみんな服がうまいのね!」
お手本の写真が右のほうむいているように見える、といわれるが、サミーさん「一応前むいてますからね」 安田「こんな右向いてる宣材写真ないわ!」ナイス突っ込み。


最後にもう一枚描いておしまいです。

大野さんが絵を描くでも教えるでもないのだけど、大野さんのしきりっぷり(暴走っぷり)と安田君のうまいアシスタントぷりとジャンプさんたちの個性がよく見えて、意外と印象に残るセッションでありました。




■音を楽しむ人(長瀬くん、にしきど、大倉)

まずは「リリック」から。はらちゃんの主題歌ですよ。大倉が歌い始めで、意外とうまくてキュンとなりました。大倉は慣れてないギター一生懸命弾いてるように見えました。


大倉は最近やっとドラム好きになってきたとのこと。自分の顔がうつってなくても、みんなと合わせているのが楽しい、と。何年もやってきて、やっと楽しいと思えた、ってよかったね。でも嫌だって言ったら居場所がなくなることがわかっていたんだよね。


長瀬くんがちょっとドラムをたたいてみてよ、と大倉にふってきます。「太鼓の達人やってるやろ〜。ダンスダンスレボリューションなら俺勝てるよ。」ダンスレボリューション懐かしい!て思ったのですが、失笑がちょびっとで、今の学生たちはしらないのか?時代??と不安になりました。
そして、大倉ドラム披露。無茶ブリで、りょうちゃんもちょっとだけドラム披露。しかし、テレすぎて1小節もひいてないと長瀬くんに怒られてました。


お話をしているい間、広めの黒いソファーでもぞもぞする後輩二人がかわいらしかったです。
そして、ここでも安田さん才能ありの報告がなされます。にしきどくんは鼻歌みたいにうたったのをメールで安田さんにおくって安田さんが曲にしてくれるそうです。大倉も曲は作れないけど、安田さんが「降りてきた」と曲をボイスメモするのは尊敬する、とのこと。


正直、音楽についてはプロの(それが本職の)ミュージシャンのインタビューをよく読むので、ちょっと物足りない気がしました。まだ若手だし、事務所の枠の中でやっている感が否めないけれど、モテたいからギターやるってプロの人たちも始めはそうだった人も多いし、こうやって情熱をもって作曲して演奏して披露して、ってのを繰り返していくと、ある時ファンだけじゃない、たくさんの人の心を揺さぶる音楽になっていくのでは、と期待します。



■舞台に立つ人々(東山さん、坂本くん、光一くん、タッキー)
なんかおしゃれな料理(パンフによると坂本さんが作ったらしい)とシャンパンが用意され、ものすごいゴージャスなホームパーティーの雰囲気。メンバーも豪華です。いろんなタイプの王子様がいるみたい。
一応坂本くんが仕切りなんだけど、何かと東山さんが持っていく感じでした。光一くんやタッキーにも話を振るんだけど、特にタッキーが恐縮しちゃって全然話していなくて、でもこのメンバーなら仕方がないか、とも思えます。このメンバーに選ばれていること自体がすごいもん。タッキーが胸板厚く、いい体をしているのに対し、光ちゃんのほっそいこと。年取ったら高見沢さんみたいになるのかしら。


光一くんはショックの初日がすごくこわかったとのこと。前日なのに2曲くらい振り付けが決まってなくて、合間を見て東山さんと決めた。スタッフさんも慣れていなくて、舞台装置?で電車がおいてあって、中から電車がでてくる予定なのだけど、あける人がまだ決まっていなくて動かなかったり。
その時、「スタッフのことは信じて、俺たちは俺たちにできることをやろう。」と東山さん。いつ頃のことかも、その時までの経験がどのくらいあったのかわからないけど、そうやって言える東山さんはすごいな、と。後輩たちをわさわさ抱えているタッキーもトラブルの時はそうやって安心させているのでしょうか。


座長とは何ぞや、という話題。
東山さんは抽象的な答えなんだけど、森光子さんが上手下手に手をひろげてご挨拶している理由は、エネルギーを分け与えているから、と聞いて、舞台ってそういうものなんだな、と思ったそうです。ライブでパフォーマンスを命を削ってやることで、観客に活力を与える、その舞台のエネルギーの源になるっていうことなのでしょうか。
坂本くんが気をつけているのは、疲れたって言わない、病気だって言わないということ。心配される方が集中できないし時間の無駄になる、という発想。すかさず東山さんが「嘘のつきどころはあるよね。」と。舞台は濃密な関係で、そこから広がるつながりもたくさんあるからお互いの関係を大事にしたい、と。心配されるのも嫌だし、代役もいない、ダイレクトに仕事に穴をあけることになる舞台期間中に体調管理ができていないなんて、信頼を失ってしまう、という思いもあるのかもしれません。いや、もっと高レベルのことを考えているのかな。
この人たちの会話は「プロ意識ってこういうこと?」と思わせる発言がビシバシ飛び交っていました。




■謎のクイズコーナー
最後の関門?として城島くんからのクイズコーナー。一気に次元が低くなりました。でも中高生は喜びそう。いやいや、私もバラエティとしてはしっかり楽しみましたよ。単純に面白かったです。
5問正解したらクリアとだけ伝えられ、「何問あるんですか?」「間違ったらどうなるんですか?」という質問には答えず、いきなり始まります。以下、問題の順序が違うかもしれません。


第1問
バレーボールのサポーターをしていないのは?
1.V6 2.NEWS 3.ジャンプ 4.TOKIO
⇒◎4番で正解。


第2問
マッチさんのヒット曲。ギンギラギンに?
⇒◎さりげなく、で余裕で正解。


第3問
松岡くんがPVの監督をしていないのは?
1.自分のために 2.アンビシャスジャパン 3.ラブラブマンハッタン 4.花唄
⇒×2番と答えるが、正解は4番
 間違えると魔法か何かでジャンプメンバーが消されていく。


第4問
ジャンプの中でモノマネがうまい人は?
⇒×高木くんが金八のモノマネをするものの、上手すぎるという理由で不正解。
 そして、高木くんではなく、光くんが消される。理由は八重歯がかわいすぎるから。


第5問
めちゃくちゃ辛いカレーを食べた城島茂の写真はどれか。4択。
⇒×平気そうな顔をしているものを選ぶものの、不正解。


第6問
城島くんが描いた犬の絵はどれか。4択。
⇒◎犬全体ではなく、首輪だけにフォーカスした絵を選んで正解。


第7問
SAMPの楽曲でダブルミリオンを達成したのは?
⇒◎世界にひとつだけの花、で正解。


第8問
かっこいいのは誰?
1.まつじゅん 2.城島くん 3.堂本剛 4.東山くん
⇒◎当初、1番を選ぶジャンプさんたち。ほんとにそう思っているんだろうね。
 しかし、「1番も2番も3番も4番もあるのに?」と城島くんに粘れ粘られ、2番を選択し、正解。

クイズの途中で、山田君が「謎は全て解けた」@金田一をやっていて好評でした。




■エンディング
これまで集めた水晶?の頭文字(城、山、国、坂、長、井)を集めると、平家派になる、平家派はライセンスが切れちゃったけど、ジャンプは努力してライセンス更新してね、ということで、妖精みたいな平家派の皆さんがバラードのウルトラミュージックパワーを一人一人歌って昇華していきました。
そして、レインボーブリッジ見えるおしゃれなマンションで城島くんが目覚める。夢だったということですね。そこへスケッチブック届きます。中を見るとジャンプ一人ひとりが描いた城島くんの絵が。その絵を一枚一枚見せながらエンドロールがはじまります。


クレジットの最初に制作でジュリーさんの名前がバーンと出てきて、あぁこの人の派閥なのね・・・ってちょっとがっくりした気分になりました。ちなみに次の日謎ディを見に行ったのですが、そこでも制作数名の中にジュリーさんの名前があって、デジャブか!となったりもしました。すぐに友情出演で山口くん、長野くんのお名前が出てきました。パンフにも乗っていないし、本当に友情出演ですね、おつかれさまです。


設定やストーリーやクイズは子供だましでしたが、対談部分はしっかりしていて、少クラプレミアムとも言われていますが、私は事務所枠を脱出して、ボクらの時代あたりでやって、後から「あれ、実は全員ジャニーズじゃない?」といわれたらいいのに、と思っています。特殊な環境だけど、人並みに、人並み以上に考えて努力して与えられたポジションを全うしている彼らを、胸を張って応援していきたいです。もちろん裏で、ヲタク的な萌えもしっかり享受しつつ。