ぽっぷまんツアー@名古屋

6年ぶりのアリーナツアー。初めて名古屋まで遠征しました。




本当はさいたまの最終日だけ行こうと思っていました。そしたら名古屋でしか歌わないNo.758を聞きに名古屋にも遠征する、という話を見聞きして、その手があったか!と思ったけど、もうFCチケットの受け付けは終わったし、まぁいいか、と軽く考えてました。が、オーキャン、怒涛のプロモーション、アルバム発売を経て、もうこれは10周年のお祝いに名古屋まで行くしかない!!という気持ちになっておりました。でも時すでに遅し。もう立ち見席しか残っていない有様。それでもこれは見ないといけない、という衝動のままチケットゲットしたのでした。
日付が近づけば機材席が開放されるとは思っていたけど、遠征するのにそのリスクは負えなかったです。正直立ち見はしんどいし、周りはちょっと来てみた地元人が多いので温度差も少しあったけど、ホーム感があったし、何より二人のパフォーマンスがいい意味でものすごく裏切られました。


ちょっと俯瞰して会場の様子とか見ながらの感想です。


■本編1
1.ゴールデンタイムラバー
2.view
3.螺旋
4.LとR


メンバーが入ってきて、いつの間にかゴールデンタイムラバーのイントロになってる!ってわかったときの心の踊り様といったら、もうね。うわーいきなりこれから来るのか!と。シングルながら一般的にどこまでメジャーなのかわからないけど、かっこよくて盛り上がってすごく好き。
すぐにデビュー曲も螺旋もきて、とばしすぎだよ〜、と一人で興奮。viewはダブルスベストに入ってるいつものアレンジで、螺旋は久しぶりにプレーンな螺旋でした。(たぶん) 


■MC1
いつもの「ポップマンズツアーへようこそ〜」の後に
タクヤくん「ただいま〜」
会場「おかえり〜」


ふふ、これ聞けて名古屋来た甲斐があったと思いましたね。でも名古屋以外の人って聞いたらかなり多かったです。特にアリーナでFCのTシャツ着てる人たち。立ち見席で手をあげてるのって私くらいでした、えへ。シンタくんに「君は(名古屋じゃなくて)東海市だろ」などと言われながらも仲良しなふたり。


■本編2
5.夕凪
6.藍
7.ボクノート


夕凪、これライブでやったことない気がするのですが、気のせいでしょうか。カップリングもっとやってくれてもいいのだけどな。藍は会場の空気が変わって(これは知ってる、名曲だ、聞かなくちゃという感じ) スタンド席にはちらほら泣いている人もいて、みんな感情移入して聞いていました。リクエストランキングも上位にきていたけど、全力と対等くらいにきてますね。そこからのボクノートもするっと広がっていって、安定して受け入れられていました。ボクノートはダブルスベスト版のコーラス重ねてるのが好きだな。なぜこんなに冷めて見てるのかと思われそうですが、本当に天井が近い上の方だったので、どうしても人間観察してしまうのです。ものすごく売れてるわけでもない(失礼)この人たちが、FC会員外の人たちにどう聞かれているのか見えているのかが気になってしまって。



■MC2
昨日夜のこと。
シンタくん:「地元の友達とご飯食べに行ってました。東山線に乗っていったよ。」
普通の地下鉄にも乗るんですね。会場もびっくり。

タクヤくん:「みんなで、がんばろう会みたいのやって一緒にご飯食べるのかと思ってたけど違ったので、一人でご飯たべにいきました。宮本むなしに。」
何のお店かと思ったら、チェーンの定食屋さんらしい。名古屋駅前にもありました。肉野菜炒め定食を召し上がったそうです。


タクヤくん:「行く途中にね、公園通ったんですよ。そしたらね、女の人とその娘さんと思しき人がベンチに座っていて、サラリーマン風の男の人がいたんです。」
そこで怪奇現象的なメロディーをピアノで弾き始めるシンタくん。


タクヤくん:「そういうんじゃないから!(笑) でね、その男の人はベンチに向かい合って自転車のサドルに座ってたの。」
サドルに沸き立つ会場。


タクヤくん:「そこで、『両親としては・・』って女の人が話してるのが聞こえて。その会話聞こうとしてゆっくり歩いたんだけど、一部始終は見えなくて。そこで僕は仮説をたてました。」
シンタくん:「ほうほう。」


タクヤくん:「その女の人は、その公園に住んでる人なの。で、そこに結婚の挨拶に彼氏がやってきたんですよ。それで『両親としては・・・』て会話になったんです。挨拶だからやっぱりお母さんが住んでるところに出向くのが当然で、だからスーツも着ていって。で、お客様として、座布団代わりにサドルを出したと」
シンタくん:「なるほど〜」


タクヤくん:「で、帰り道にコンビニいったんですよ。そこで、え〜って声に出して言っちゃったことがあるんですけどね。コンビニで、飲み会帰りの集団がいたんですよ。そこで、係長とその部下みたいなのがいて」
タクヤくんの係長設定ってどれくらいだろう、30過ぎくらい?もっと上かしら。


タクヤくん:「係長が『もうちょっと飲もうか』って言ってて、その部下が『飲みましょう』っていうんですよ。ゆとり世代の次の、さとりってのがいるんですよね?『はいはい、俺、何でもわかってますから』みたいに悟っちゃうやつ。で、係長が『じゃあ日本酒でも飲むか』って言ったら、そのさとり『僕、酒くさい酒嫌いなんですよ』って言ったんです!僕驚いちゃって、え〜って言っちゃいましたよ。だってもう少し飲むって言いながらね、酒くさい酒嫌いって、カシスソーダだって酒のにおいするじゃないですか」


シンタくん:「その話とさっきの話、逆の順番で話せばよかったね」
タクヤくん:「じゃ、あなたが話せばいいじゃないですか〜」
タクヤくん、すねて後ろ向いちゃいました。
シンタくん:「あ〜タクヤがすねちゃったよ」


ちょっと困ってたらタクヤくんも戻ってきて
タクヤくん:「スキマスイッチが仲悪いことがわかったところで、次の曲いきます」
個人的にはさとりってのがいることを初めて知って、収穫でしたよ。


■本編3
8.ふれて未来を
明るいぽわぽわした音がするなぁ、なんだろなんだろ、って思ってたら、これだったよ。こんなアレンジ初めてだよ。大好きな曲がこんな素敵に変身するなんてうれしすぎる。このライブで二番目の裏切り。
時間がたってアレンジ内容を忘れてしまったので、さいたまで復習しよう。ここで花道にも来てくれてね。あんまり見えなかったけど、その分高速拍手を立ち見とその前のスタンドに広めておきました。この人たちは決まったフリはないけど、ここはお約束だもん、盛り上がりたい人には一緒に楽しんでほしいじゃない(強制はしてないつもり)。


9.アカツキの詩
10.晴ときどき曇
11.マリンスノウ
12.さいごのひ
吸い込まれていて記憶がないなぁ。このあたりの曲は手拍子とかなく、じーっと聞いていたい。そんなにアレンジはなかったはず。マリンスノウとか久しぶりに聞いたわ。さいたまではもっと集中して聞こう。
この後メンバー紹介。タクヤくんがギターって紹介されてました。で、10周年のお話をちょっとしました。


■本編4
13.Hello Especially
ファンとしてはすごく好きで思い入れもある10周年ソングなんだけど、そんなに宣伝もされてないし、テレビでは全力か奏ばっかりだし、どこまで盛り上がるのか不安だったんだけど、何だこの人気ぶりは!!アニメ効果ですか?アルバムに入ってるから?とにかく会場全体でノリノリだよ!よかった〜おめでとう。オーキャンに引き続き、今回も「3650日分のメロディーと言葉をパッケージしよう」でうるっと泣いてしまう。藍でも奏でも泣けないけど、たくさんの曲たちに助けられた日々の思い出に涙がこぼれます。ありがとう。


14.SL9
オーキャンでやったので、やるかも、ってちょっと期待してたのです。そしたら本当にやってくれて感無量。今回はムービー付きでした。昔のトキタ少年が望遠鏡をのぞいて天体観測みたいな、、上からは雰囲気しかわからなかったので、次回しっかり見ます。ムービー含めてノスタルジックながらも若いきらめきも見えたいい演奏でした。最後のタクヤくんフェイク、ラグランツアーよりは狂気ぽさは無かった気がします。


15.ユリーカ
イントロで、あぁ続けて激しいのきますねぇ、と思いながらガンガン手拍子。上から見るとアリーナの人たちの息がぴったりで楽しそうだなぁ。と余裕をかましている場合ではなかった。途中の早口のセリフみたいなCメロに、叫びとセリフが追加されてて、そのあとのすっと〜が4小節増えてました(なんてへたくそな説明)。唐突にこんなんぶちこまれてびっくりしたよ。奇襲攻撃だわ。手拍子とか忘れて呆然と何言ってるか聞くしかない。(聞き取れたとこもあったけど忘れた。。) これ今回1番の裏切りポイントですよね。疾走感の強い曲って思ってたけど、苦悩が襲いかかってきて去っていった感じ。やってくれたな。これだからライブに来なきゃいけないのよ、この人たちの本領発揮を見届けるには。


16.ガラナ
そんなこんなの騒然としたテンションをさらに高めるガラナ。さすが最初で最後の(本人談)オリコン一位の曲。昔から大して好きではないが(と言うほど嫌いでもないのだけど)、もちろん盛り上がる。この時、もう足がパンパンでしんどい。


17.トラベラーズ・ハイ
DAJの時はのんびりしたご当地ソングにしていたはずが、かっこいいアレンジになってねぇ。1,2,3ってやるの乗り遅れたので、これからはやるぞ。


18.全力少年
周りの人たちは歌詞が分からないようでしたので、立ち見を代表してがっつり歌わせていただきました。今回のツアーはこの曲を最後にやる意味はすごくある。


19.スカーレット
上京の曲だね、ってしみじみ聞いてたのだけど、最後タクヤくん泣いてた!青空が澄み切ってるだろう、ですぐ後ろ向いちゃったからどうしたのかと思って双眼鏡でズームしたら、涙をぬぐってました。地元だしね、知り合いだってきてるだろうしね、子どもの頃憧れのアーティストが来た場所に2回も立ててね、それは感きわまるのも無理はない。1回1回そうやって気持ちを込めて歌ってくれていることに、こちらも胸を打たれるよ。


■アンコール
いつものことだが、なかなか出てきません。あらしは早いよね、さすが早着替えのジャニーズ。
ツアーTシャツ(たぶん)を着て登場。みんな白いんだけど、スターだけピンク着てる。
タクヤさん:「それ着ようと思ったんだけどさ。ビーチクがさ、透けちゃうから。」
会場:「見たーい!」
Tシャツを伸ばしてみたりして、気にするシンタくん。
タクヤさん:「おっさんの乳/首/見てもいいことないよ。」
バカだなぁ、この人たち。


20.デザイナーズマンション
これもなかなかイントロわかんなかったけど、分かった瞬間やった!てなりました。今回はナユタとフカシギのよい曲をたくさん入れてくれてありがとうございます。オリジナルアルバムどれも大好きだけど、強いて一番は?って言われるとナユタとフカシギなんです。新しい音がいっぱいで、まだまだいける、って思ったものね。この雰囲気だけの曲も大好き。スキマの小休止的な曲が結構好きです。月見が丘とか。


21.No.758
いきなり譜面台が運ばれてくる。どうやら例の曲をやるらしい。
タクヤさん:「覚える気はないんですよ。でも、この人(シンタくん)が名古屋に来たら必ずやるって宣言しちゃったものだから。」
いつもは二人だけでやるらしいんだけど、今回はバンドも加えた豪華バージョンでした。
曲は初期の感じがすごく出てました。僕の話と君曜日を足した感じの軽めでかわいい曲。歌詞は上京してて名古屋に帰ってくるときの歌らしい。新幹線のひかりが出てくるのだけど、のぞみは高いからひかりにしてるけど、本当に使っていたのは高速バスかム/ー/ン/ラ/イ/ト/ながらだったそうです。個人的に印象に残ってるのは「セントラルパークっていうけど どこ中心のお話?」ってところ。これ聞くためにはるばるやってきたんだよなぁ。聞けてよかった。ありがとう。


22.奏(かなで)
花道に移動して、真ん中あたりで弾いてくれます。花道の高さにビビるシンタくん。高所恐怖症だもんね。10周年にあたって、タクヤくんがシンタくんに話をふって、ちょっと語ってました。めずらしい。
奏かな、と思ってたら、まぁそうだったのだけど、前奏で拍手が起こって、なんとなく来てみようって思った人も聞きたい曲なんだってことがわかりました。地方でやると喜ばれるけど、大都市でやると「あ、奏ね」みたいになるって前言ってたっけな。二人の演奏が進化してるんだから、またか、なんて思わないよ。いつでも裏切ってくるんだから。と色々考えてたらね、目頭が熱くなってきた。DVD特典のメイキングも見たからかなぁ。歌の歌詞というよりは、これまでの10年を支えてきた奏に初めて涙が出ました。


23.虹のレシピ
今日は長いなぁ、大丈夫かなぁ、と言いながら最後の曲へ。ステージがレインボーカラーだったから、虹やるねぇ、そりゃ長くなるねぇ、と思いました。男子だけで歌わされてたけど、男子が結構多くてびっくりしたわ。皆歌えてるし。名古屋すごい。終わらないでほしいな、と思いながら、ゆったり一緒に歌って幸せ噛みしめてました。
前のアリーナはソロ活動前のちょっと微妙な時期。そのあとソロ活動やって、三/軒/茶/屋/の話し合い前後(雪解けの途中)に作られたこの曲。ふたりのこと書いてるんだよね、ってダブルスツアーの時に配られたフライヤーの歌詞見て喜んだ、リスタートの曲。いま堂々とアリーナに立ってる二人を見て、あの時なんかより、ものすごく進化してるしまだまだいけるな、という安心感と期待が高まりました。


17時半に始まって、終演は21時。普通のアーティストだとかなり長い方です。たっぷり楽しませてくれました。思いきって遠征して本当によかったです。さいたまも、期待して待ってます。