世界のなかの ちいさな場所だけ あればいい

今期は面白いドラマがあり過ぎて大変なことになっているのだけど、1,2位を争うのは、はらちゃん。この枠ならではの、すいか、Q10、ベム、セクロボ(枠違うけど)などの、あの流れが大好きだから。うまくは説明できないけど、何気ない日常にある幸せや悲しみや思いやり、変わらないようで変わっていく毎日、みたいなことを考えちゃうドラマ。登場人物が全員愛すべきキャラってのも好きなポイントかな。


長瀬くんの顔芸や薬師丸さんの優しさ、越前さん(なぜか役名)の控えめなかわいさは期待通りなんだけど、悪魔ちゃんがどんどんかわいくなっていくからびっくりするよね。はじめはミタのお姉ちゃんね、とか思っていたのだけど、かまぼこ新作対決してるあたりからかわいくなって、田中に漫画キャラのチョコ作成(素晴らしい才能)、マキヒロとデート、素顔で歌ってるとこ、もう加速度的にかわいさが増している。あと、田中がよい味を出している。まるちゃんがこんなにできる子だとは思わなかった。夏のぶっとんだドラマはリタイアしてしまったけど、越前さんとはらちゃんが仲良くしてるのをさみしく見送る姿とか、悪魔さんがうたっているのをのぞき見するとことか、バレンタインチョコもらおうとそわそわしちゃうところとか、すごく雰囲気出ている。きちんと脇役ができるってセンスがあるってことだと思う。これからが楽しみ。


第7話では登場人物がみんな出てきちゃって、はらちゃんが漫画ノートを持って越前さんのところまで帰るのだけど、気になったことが。ノートが開いちゃうと漫画の世界にもどっちゃうから心配しながら見ていたのだけど、途中農家のおばちゃんからお野菜を食べさせてもらうシーンで、はらちゃんがノートを小脇に抱えながら食べているのです。そこで、はじめノートが開く方を上にして持っていたのだけど、途中アップになったら開く方を下にして持っていて、次の瞬間、また開く方が上になっているの。あ〜何カットも撮影したのね、ということは分かったのだけど、ノートが開くんじゃないかとあまりにも心配だったこちらとしては、うまくつながっていないことに気が散ってしまいました。。
けど今回はゲストのヤスケンが素晴らしかったのでよいことにする。はじめはちょっとずれたロックロックしててノリのいいお父さん。はらちゃんの素直な言動を否定せずに受け取ってくれて(越前さんのお母さんも工場長もみんなそう。心地よいアンジャッシュの漫才みたいな)、お別れのときの「ありがとう」って落ち着いた声が心に染みた。はぁ〜、なんて素敵なの。甘いもの対決で牛乳噴出してた人(@どうでしょう)とは思えません。


さて、ノートをテープでぐるぐる巻きにしてずっとこのままで、みたいなことになっていますが、そんなことが許されるはずはありません。どんな結末になるのかな。結ばれることはないと分かっていても、救いのあるハッピーエンドになるはずだよね。


あと、このドラマのプロデューサ(すいかもQ10セクロボも作っている)が、にのさん主演の連ドラの企画書を作っているって最近の雑誌でお話していました。そんなことが実現したら嬉しすぎて発狂しちゃいます。ゆっくりでよいので、よい企画ができるといいな。