インドア万歳

最近深夜はほぼ毎日マツコに会えるみたいですが、特に気にっているのは、有吉とやっている怒り新党。マツコ曰く、本音を出して身を削らないと成り立たないというこの番組、人間の後ろ暗いところ、見せたくない感情、無意識にある優越感・劣等感みたいな部分が露にされます。それも、どちらかというと劣等感の方。見てて面白かったり心地よかったりするのは、自分もそちら(劣)の割合を多く持ち合わせているからでしょうか。出演者の3人(マツコ、有吉、夏目ちゃん)がそちらの要素を持っていて、共感してくれるからでしょうか。
かなりの深夜から23時の枠に移るくらいだから、人気があるということ。マツコと有吉のトークのうまさもあるけど、こっち側(どっち側だよ)の視聴者も世の中にはたくさんいるのだと解釈しています。




この前は、「テーマパークなどっでハイテンションを求めてくる人に苛立つ」、「アウトドア好きの人にキャンプに行くことを強要されるのが嫌」という話題でした。テーマパークやカラオケに行ってハイテンションを求められるならば行かなければいい、行っている時点でハイテンションの人とお怒りメールの人は持ちつ持たれつ?のよい関係なのでは、とマツコ。たしかにハイテンションの人が誘ってくれないとみんなでテーマパークにはいけないものね。一人で行っても楽しくない、けど皆を誘うのは勇気がいる、でも行きたい。ならばハイテンションを求められても怒ってはいけない、ということです。わかるなぁ。私はハイテンションを強要されることはないけど、ハイテンションすぎる人にひくことがある。けどそれもやってはいけないことなんでしょうね。連れてきてもらっているのだから。自分も参加していることで相手も喜んでくれていたらそれはそれでうれしい。


で、アウトドアの強要ですが、「アウトドア好きな人はそういう人だから。インドア派の人はインドアを強要しない」。そうなんです。性格の問題です。まぁさっきの話と同じなんですがね。マツコはインドアの趣味もないって。「テントは必要なし、ホテルでゆっくり寝たいわよ〜」。だよね。私も、はっきり言って熱い人は苦手〜♪なので、逆に自分が熱い人にならないように注意しているところがあります。インドアの趣味(例えば個性的な音楽とかドラマとか演劇とかお笑いとかアイドルとか)について語りたいけど、興味のない人にまで広めるのは迷惑だと思っている。だから同じくらい深く話せる人がいるとうれしくてつい話しすぎちゃう。逆に他の話題にはついていけないっていうね。みんなが共通して普通に関心を持っていることに興味がわかない。それがオタクといわれればそれまでですが。



これらの話題で思い出すのは、麒麟の川島@中学のときにイケてなかった芸人の言う「クラスの1軍と2軍」。1軍は運動神経は比較的よくて賑やかおしゃべりでクラスの中心的なモテ系。2軍は華もなく暗く静かな、極端に言うと2次元非モテヲタ。はっきり2軍ではないけど、インドア派の人は2軍の気持ちがわかる人ではないかと思います。もちろん私も。ちなみに某番組で「え、1軍2軍て何ですか?」という人に川島が「それは1軍だったからだよ!その境界に気づきもしないのが1軍の証拠だ!」といってました。



混沌としてきたけど、2軍インドア派だってそれなりに楽しく暮らしているし、世の中には趣味も心もインドア派の仲間がたくさんいるはずだから、怒ったり悩んだりしつつも開き直っていければいいと思います。